第83章 彼女の状態がかなり悪いのが分かる

橘結衣は朝比奈炎をじっと見つめ、半信半疑のまま口を開いた。

「……本当に、あんたが私の舎弟なの? 私にも舎弟なんてできるんだ」

「もちろんっすよ。姉さんは武闘派のナンバーワンなんすから。ナンバーワンに舎弟がいないとか、ありえないっす」

少年は目をきらきらさせ、心底憧れているという顔で言う。

「姉さん、俺の推しっす。戦闘チームのNo.1! 武闘派って組織の中でも武力最強のチームじゃないっすか。ずっと入りたかったんすよ!」

「……舎弟って言うなら、最初から武闘派にいそうなもんじゃない?」

橘結衣も、組織の内部が任務の種類ごとに複数のチームへ分かれていることくらいは知っている。武闘派は...

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